臨床心理士が解説!占い鑑定のレベルを上げる方法
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僕は普段臨床心理士・公認心理師として働きながら占い師としても活動している
占い系カウンセラー奏 ーKANADE-です。
臨床心理士として働くときは占い師の知識を
占い師として働くときは臨床心理士の知識を
活かしあえるように日々試行錯誤しています。
普段の活動の中で確信していることがあります。
それは
占いの知識に心理カウンセリングの知識が組み合わされば、セッションの質は大きく向する。
臨床心理士目線で占い師の方々に思うことは、「もうちょっとこういう風に伝えたら占いのセッションが上手くいくのになぁ」ということ。
その点をまとめて、占い師さんやカウンセラー向けの「心理カウンセリング講座」を作るに至りました。
僕が普段講師として生徒の皆様にお伝えしている内容の一部を解説しようと思います。
ポイントはたくさんあるのですが、その中でも大事だと思われる技術についてお伝えしようと思います。
これを理解するだけで、セッションをする上でのCl(クライアント)の満足度が大幅に上昇するでしょう。(たぶん)
結論を言うと「シェアードディシジョンメイキング」(以降SDM)という技術が大切なのです。
→これを解説します。
この記事を読んで欲しい人→占い師さんやカウンセラーなどのTh(セラピスト)
この記事を読むと→心理カウンセリングの技術が向上してセッションの満足度がUP
ぜひ最後までお読みください。
シェアードディシジョンメイキング(SDM)
いきなり難しい言葉が出てきましたね、、
医療現場などで用いられる言葉なのですが、日本語では「共有意思決定」などと言われたりします。
これは支援者が患者に、治療方針を出来る限り開示して一緒に検討していくという姿勢のことです。
医療で言うと、お医者さんが治療方針を一方的に決めるのではなく丁寧に説明して同意を得てから治療するということです。
お医者さんが上で患者さんが下という上下関係ではなく、出来る限り協力して横並びの関係性を構築していきましょうということです。
このような方針が医療現場や心理カウンセリングの世界で浸透しつつあります。
占い師的に言うと「みずがめ座の風の時代」の影響かなとか考えてしまうところです。
(みずがめ座は協力とか横並びの関係性を意味したりするよ!)
ラポール(信頼)
このSDMという考え方のメリットですが、Th(セラピスト)とCl(クライアン)の「ラポール(信頼)」が構築しやすいという点が挙げられます。
ラポールは心理カウンセリングの世界では重要な要素だと言われています。
心理カウンセリングはラポールが形成されるかどうかが、カウンセリング成功のカギを握っているのです。
ThとClという関係性はTh側の方が知識や技術を持って、Cl側をサポートするという構造になりやすいです。
そのため必然的にClからすると、「何をしているのかわからない」という状況に陥ります。
その状況を改善するために、あえてThが何をしているかを言語化して説明していくのがSDMです。
結果的にそれがラポールの形成に繋がります。
接骨院の例をだしてSDMを説明するよ
ここでいきなりですが、みなさんが腰痛で接骨院に行ったと想像してみて下さい。
そこで施術者が何も説明せずに膝を治療したとしたらどう思われますか?
「えっ!?私膝じゃなくて腰が痛いんだけど、、」という風に不安に感じるでしょう。
そうではなく施術者が「この腰痛は膝に原因があるから膝を治療しますね」と言う風に説明してくれていればどうでしょう?

その場合は安心して施術者に任すことができるでしょう。
このようにThがClに説明をしてから施術に取り掛かることがSDMの考え方です。
SDMを占いに用いると
この考え方は心理カウンセリングの世界では重要ですが、占いの世界だと重視されていないことが多いのです。
占い師のスタンスの違いにもよると思いますが、僕は占いにおいてもSDMを用いることを意識していますしその意義は大きいと思っています。
占いでSDMを用いるためには
占いでSDMを用いる際に大切な具体的な方法は、なぜ占い師がそのような鑑定結果に至ったのかの「根拠」をできる限り説明することです。
例えば恋愛の相談で<あなたと彼は上手くいく>といきなり言われると
「なんでだろう、、ほんとかな?」と不安に感じるでしょう。
一方で<彼を表すカードとあなたを表すカードがとなり同士で向き合っているので、上手くいく>と
根拠まで伝えらえると「なるほど!」と納得感が増すでしょう。
このように同じ鑑定内容でも占い師側の根拠や頭の中を出来る限り提示してあげることで、Clの納得感にも繋がりラポール形成も上手くいくのです。
ThとClで上下関係を作らない
カウンセリングにおいても占いにおいても「依存」という問題があります。
依存が起こるのは、Cl側がThに「この人は私のことを何でも知っている」という幻想を抱くときに起こりやすいです。
SDMをせずにセッションをすると下手をすると幻想を抱かせることに繋がるのです。
マジックでいうとSDMは「タネを明かしている」状態です。

(逆に幻想を抱かせたい場合はマジックのようにタネを明かさずにネタを披露することが有用になります。)
(幻想をTh側が意図せずに抱かそうとしている場合があります。それはTh側に無意識レベルでの承認欲求やコンプレックスが潜んでいる可能性があったりします)
マジックではタネを明かすのは下手な手品師になってしまうかもしれませんが、僕が目指す「セラピーとしての占い」をする上ではむしろタネを明かすことが大切になります。
自己一致=誠実さ
セラピーの主役はClである。という考え方を基本に「Cl中心療法」を創始したカールロジャーズはセラピーに必要な条件の1つとしてThの「自己一致」を提唱しています。
「自己一致」はThの「誠実さ」とも言われます。
Thがしていることを丁寧に説明することが誠実さに繋がります。
誠実さは技術を上回る大切な要素です。
ロジャーズも自分がしていることは技術ではなくCl中心という態度が大切だと述べています。
技術とCl中心といった心構えの両面から占いを理解していきたいと僕は考えています。
(心理カウンセリングを学ぶ上でわかりやすい本を過去に紹介した記事がありますので、もしよろしければ参考にしてみてください!)↓

まとめ
- 占いと心理カウンセリングを組み合わせる
- シェアードディシジョンメイキング(SDM)が大事
- 鑑定の根拠を伝える
- ThとClの上下関係をなくしてCl中心に
- 誠実さは技術に勝るもの
シェアードディシジョンメイキング(SDM)を意識して、占いの質を上げていきましょう!
皆様とその周囲が、最大に輝きますように☆
占い系カウンセラー
奏 ーKANADE-
